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僕を含めて4人で、こたつでくつろいでいた。
普通の正方形のこたつで、四方に一人ずつ、皆こたつに足を入れて仰向けになっていた。
男が3人、女が1人だった。誰も何もしゃべらず、動かず、天井を見上げているのか、眠っているのかしているようだった。誰なのかはわからなかった。
時計は見えなかったけど、だいたい深夜3時くらいだった。そんな感じがした、
気がつくと女の子がイーゼルにカンバスをたてて絵を描いていた。1m四方くらいの大きさのカンバスに何かのキャラクターみたいなものがびっしり描きこまれていて、それに色を着けていた。嫌な絵じゃなかった。手伝おうとしたら断られた。

いつの間にか、どこかにいた。
大きめの部屋で、セミナールームみたいな、公共施設の会議室みたいな、白っぽい無機質な感じの部屋で、机がずらずら並んでいて、生徒か社員か受講生みたいな人たちが席についていた。
そのうちにここが大学だと気がついた。僕は大学院生だった。まだ今期が始まったばかりらしく、これはオリエンテーションの時間みたいだった。
ここの教室には年上の女性ばかりいるように見えた。
そのうちに先生が入ってきた。和服姿の老年の女性だった。どうやらこのクラスは日本の古典的な音楽のクラスのようだった。琴や、それから小さな花瓶にささった大きな梅の枝が見えた。先生が話しはじめてから少しして、僕はこれは必要ないと思って、教室を出た。
廊下にでると、とても大きな大学だとわかった。でも誰もいなかった。がらんとしていた。緑色っぽいコンクリートの内装だった。
廊下を歩いていった。
少し歩いたら、学食のような、ロビーのような、学生がたまっているような場所が見えて、そこに向かった。がやがやしていた。
着いてみると、大きな大きなパブリックスペースになっていて、四方は全面ガラス張り、天井は高くて、ライトか太陽かわからないけど光がたくさんあって、壁際には椅子とテーブルがならんでいて、人々がくつろいでいた。とにかく大きくて広い、開放感のあるスペースだった。にぎやかだった。
壁際を歩いていった。壁際にたむろしていた2人組を横目に見ながら通り過ぎて、しばらくしてからそれが大学時代のゼミ仲間だったことに気がついた。そのままのんびり歩いた。
少年がいて、僕に声をかけていた。白人だった。キャップをかぶっていた。「窓際に立ってポーズをとって」といわれ、そうしてあげた。
窓際に立ったら、窓がなくなっていた。外は一面海になっていた。小さな波が建物にぶつかって僕にかかった。それを見て少年は笑っていた。いつの間にか夕暮れの景色になっていた。
少年は孤児だということがわかった。
いつの間にか、僕は彼とスケートをするようにその建物の中を滑っていた。スケート靴ははいていなかった。景色が流れていた。彼の体を持ち上げてあげたら、彼はそのまま中に浮かんで飛んでいった。

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livedoor プロフィール

野本翔平

埼玉県行田市生まれ、在住。中央小学校→忍中学校→熊谷西高校(普通科)→専修大学文学部哲学科卒。2005年にパフォーマンスアートを知り、自身もパフォーマンスアーティストとして活動を開始。国内外で作品発表。2008年から地元行田市を拠点に活動。近所のパン屋さんで毎月1回アートイベントを開催し、現在も継続中。地元で活動する中でもっと行政と深く関わる必要性を感じ、2011年4月の行田市議会議員選挙に立候補するも次点で落選。2012年から地元の若者たちとともに地域の芸術文化振興を目指す市民団体「SEED」(行田市市民公益活動登録団体)を結成。現在も精力的に活動中。
<所属団体など>
アーティストグループbug-depayse(2007-)、埼玉県立近代美術館主宰SMF(SaitamaMuseForum)(2008-)、ささやかな政治活動をする会(2011-)、熊谷ヤバイラジオ(2011-)、SEED(2012-)。

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