『ルンタ』、『野火』、「境界」高山明+小泉明郎展を観てきました。
『ルンタ』はチベットで起こっている焼身についてのドキュメンタリーです。
僕はチベットについてはほとんど知識がなくて、何となく知っているのは、ダライラマというすごい人がいて、チベット仏教(密教というのでしょか)というものがあって、チベットの人たちは中国政府からひどい弾圧を受けていて、北京五輪のときには大規模なデモとそれに対する武力弾圧があって、お坊さんによる焼身自殺が起こったりしている、ということくらいしか知りませんでした。
映画を観て驚いたのは、チベットで焼身する人たちの多くが10代・20代の若者だということです。僕はそれはまったく知りませんでした。
チベットでは2009年から焼身による抗議をする人が増えていて、2015年3月の次点で127人が焼身しているそうです。映画ではインドのダラムサラで亡命チベット人の保護等の活動をしている中原一博さんが、なぜ彼らが焼身という行為に至ったのかを、関係者や遺族との会話を通じてたどっていく様子が映されます。
自分たちを迫害するものに対して、焼身という行為で抗議をするチベットの人たちの姿には、同様な背景を理由に残虐なテロ行為を行う人たちや、あるいは安保法制を整えつつある僕たちについてもいろいろと考えさせられました。おすすめです。
映画『ルンタ』オフィシャルサイト
http://lung-ta.net
また、中原さんのブログにいは焼身した127人全員についての詳細な記事が記されていています。映画の何倍もの情報量で、圧倒されます。
中原一博 ブログ「チベットNOW@ルンタ」:http://blog.livedoor.jp/rftibet/
『野火』は、とても強烈で、映画としてもすごく面白かったです。
僕はもともと塚本晋也監督の作品が好きです。世界に誇る日本の映画監督だと思います。
今までの作品と比べて『野火』は原作があるので物語が明確だし、しかもシンプルなストーリーだし、すごくはっきりしています。はっきり明確に異常な戦場の様子を描いていると思います。
これまでたくさん戦争映画を見てきましたが、『野火』はとてもしっくりきたというか、同時代の戦争映画という感じがしました。
今はちょうど、戦争っていうとなんかいろいろ難しい話をしなきゃいけないような雰囲気があって、戦争映画めんどくさそう、と敬遠する人もいるかもしれませんが、そういう人にこそおすすめです。難しいところはまったくないです、ただすごい気持ち悪かったり、すごい綺麗だったり、すごい怖かったりしました。
それと、こういう映画の撮影が行われ、上映も行われる深谷市を近隣住民としてとても羨ましく思います。ちょっと前には『ゆきゆきて神軍』の上映会も行われていたし。いいなー深谷。
映画『野火 Fires on the Plain』オフィシャルサイト
http://nobi-movie.com
銀座に行ったのはすごく久しぶりでした。
有楽町駅を出ると、日の丸を掲げて中国と韓国の批判するデモに遭遇しました。
まあデモは自由ですが、銀座って最近は中国人観光客がけっこうたくさんショッピングしてお金を落としてくれていると思うので、こういうデモによって中国や韓国からの観光客が減ったらそれって日本にとってデメリットなんじゃないかと僕は思いました。
メゾンエルメスは初めて行きました。
ガラス張りっていうんでしょうか、あの超高級な外観にビビって、入るのを躊躇しました。
勇気を出して、入り口のドアマンのお兄さんに、「この中で展示やってますか?」と聞くと、上品に説明して案内してくれました。店内でも全てのスタッフの方々のエレガントな対応に、なんだか冷や汗をかきました。銀座のすごさを味わいました。
展示もおしゃれでかっこよかったです。高山さんの作品は牛が印象に残っています。小泉さんの作品はちょっとホラー映画みたいでこわかったです。
銀座メゾンエルメス/「境界」 高山明+小泉明郎展
http://www.maisonhermes.jp/ginza/gallery/
『ルンタ』はチベットで起こっている焼身についてのドキュメンタリーです。
僕はチベットについてはほとんど知識がなくて、何となく知っているのは、ダライラマというすごい人がいて、チベット仏教(密教というのでしょか)というものがあって、チベットの人たちは中国政府からひどい弾圧を受けていて、北京五輪のときには大規模なデモとそれに対する武力弾圧があって、お坊さんによる焼身自殺が起こったりしている、ということくらいしか知りませんでした。
映画を観て驚いたのは、チベットで焼身する人たちの多くが10代・20代の若者だということです。僕はそれはまったく知りませんでした。
チベットでは2009年から焼身による抗議をする人が増えていて、2015年3月の次点で127人が焼身しているそうです。映画ではインドのダラムサラで亡命チベット人の保護等の活動をしている中原一博さんが、なぜ彼らが焼身という行為に至ったのかを、関係者や遺族との会話を通じてたどっていく様子が映されます。
自分たちを迫害するものに対して、焼身という行為で抗議をするチベットの人たちの姿には、同様な背景を理由に残虐なテロ行為を行う人たちや、あるいは安保法制を整えつつある僕たちについてもいろいろと考えさせられました。おすすめです。
映画『ルンタ』オフィシャルサイト
http://lung-ta.net
また、中原さんのブログにいは焼身した127人全員についての詳細な記事が記されていています。映画の何倍もの情報量で、圧倒されます。
中原一博 ブログ「チベットNOW@ルンタ」:http://blog.livedoor.jp/rftibet/
『野火』は、とても強烈で、映画としてもすごく面白かったです。
僕はもともと塚本晋也監督の作品が好きです。世界に誇る日本の映画監督だと思います。
今までの作品と比べて『野火』は原作があるので物語が明確だし、しかもシンプルなストーリーだし、すごくはっきりしています。はっきり明確に異常な戦場の様子を描いていると思います。
これまでたくさん戦争映画を見てきましたが、『野火』はとてもしっくりきたというか、同時代の戦争映画という感じがしました。
今はちょうど、戦争っていうとなんかいろいろ難しい話をしなきゃいけないような雰囲気があって、戦争映画めんどくさそう、と敬遠する人もいるかもしれませんが、そういう人にこそおすすめです。難しいところはまったくないです、ただすごい気持ち悪かったり、すごい綺麗だったり、すごい怖かったりしました。
それと、こういう映画の撮影が行われ、上映も行われる深谷市を近隣住民としてとても羨ましく思います。ちょっと前には『ゆきゆきて神軍』の上映会も行われていたし。いいなー深谷。
映画『野火 Fires on the Plain』オフィシャルサイト
http://nobi-movie.com
銀座に行ったのはすごく久しぶりでした。
有楽町駅を出ると、日の丸を掲げて中国と韓国の批判するデモに遭遇しました。
まあデモは自由ですが、銀座って最近は中国人観光客がけっこうたくさんショッピングしてお金を落としてくれていると思うので、こういうデモによって中国や韓国からの観光客が減ったらそれって日本にとってデメリットなんじゃないかと僕は思いました。
メゾンエルメスは初めて行きました。
ガラス張りっていうんでしょうか、あの超高級な外観にビビって、入るのを躊躇しました。
勇気を出して、入り口のドアマンのお兄さんに、「この中で展示やってますか?」と聞くと、上品に説明して案内してくれました。店内でも全てのスタッフの方々のエレガントな対応に、なんだか冷や汗をかきました。銀座のすごさを味わいました。
展示もおしゃれでかっこよかったです。高山さんの作品は牛が印象に残っています。小泉さんの作品はちょっとホラー映画みたいでこわかったです。
銀座メゾンエルメス/「境界」 高山明+小泉明郎展
http://www.maisonhermes.jp/ginza/gallery/